ファンダメンタル・トレードは、政府が発表する指標などを基にトレードをする手法です。
チャートから分析して行うテクニカル・トレードに比べ、エントリーのキッカケを掴みやすい手法なのではないかと思います。
例えば、近々発表される指標を選び、その指標に関連する国の通貨をトレードすれば良いのです。
「買い」か「売り」かは、事前予想などを参考にすると良いと思います。
では、いつエントリーするべきなのか。
これがなかなか難しいところです。
発表前にエントリーすれば、発表後の値動きの前にポジションを持てるので、大きな利益を見込むこともできます。一方で、事前予想と発表結果が大きく異なった場合、反対方向へ大きく動いて損をしてしまう場合もあります。
発表後にエントリーする場合は、相場の方向性を見極めてあらエントリーできるので、比較的安全なトレードができるかと思います。
しかし、タイミングを失敗するとレートの天井・底でのエントリーになってしまう場合もあります。
どのスタイルも、良し悪しがあるということですが、投資の世界においてよく言われているのが「噂で買って(売って)、結果で売る(買い戻す)」というものがあります。
相場は、投資家の思惑で動いてると言っても過言ではありません。
今回の欧州政策金利発表のように、多くの人が同じ期待を持てば、相場が動かされます。
そして、結果発表前に決済をして手仕舞いにします。
早めに仕掛け、ある程度の利益を確保できれば指標の結果自体はどうでも良いということなのかもしれません。
個人投資家にとって、情報戦は圧倒的に不利ですが、このような相場の動きを早めに見極められれば、大きな利益を得るチャンスがあると思います。
少しでも見つけやすくするには、様々な通貨ペアのチャートを見るようにしたり、色々な国のニュースを常にチェックすることが大切なのではないかと思います。