為替相場を動かす要因に、オプション取引が絡んでくることがあります。
オプション取引は、ある商品を買う権利や売る権利を売買する金融商品です。
日本ではまだそれほどメジャーな金融商品ではありませんが、個人で取引できるものに日経平均株価オプションが存在します。
海外では、とても盛んな金融商品で様々な商品を取引対象にしています。
その中の一つに、為替レートを対象にしたものがあります。
この為替レートを対象にしたオプション取引の思惑が、為替レートに影響を与えることがあります。
為替ニュースなどで「オプション・トリガー」や「○○の攻防戦」などと書かれるものは、これらの思惑が絡んでいます。
また、流動性が低い休みの市場がある時などに時々行われる「仕掛け買い(売り)」などもこれらの思惑が絡んでることがあります。
これらの要因の値動きは、一時的なものが多く、相場の転換などと勘違いをしてエントリーをするとレートの天井や底でエントリーしてしまう場合もあるので、注意が必要です。