第⑤<エントリー後の即逆行>
私自身もよくあることなのですが、エントリーした途端にトレンドが逆行してしまうことがあります。まるで、自分が狙い打ちをされるような錯覚を覚えてしまうぐらいです。
しかし、これにはいくつかカラクリがあるのではないかと思っています。
その一つが、印象の強さです。
上手くいったエントリーよりも、失敗したエントリー(逆行した場合)の方が印象に強く残りやすいのだと思います。
一度「逆行」を喰らい、もう一回喰らったら「またか」と思い、さらに強く印象に残っていきます。
それが積み重なっていくことによって、いつも逆行するような印象を受けてしまうのではと思います。
もう一つの要因は、トレンドを発見した際に、大きなローソク足が現れた時に飛び乗ってしまうということがあるのではと思います。
大きなローソク足は、急激な上昇や下降を意味します。急激な値動きが起きた場合、反動でレートが押し戻される時があります。特に、短いスパンの「足」ほど、押し戻される確率が高いような気がします。
最後の一つは、逆張りに固執したトレードだと思います。
トレードの基本は、「トレンドに乗る」ことだと言われています。
これは、結果論のような部分もありますが、やはりトレンドができるということは、多くの投資家が同じ考えを持っているということですから、それに従うことが大切です。
この逆張りで自分的に厄介だと思うのが、無意識に行ってしまう逆張りです。
トレンドが発生してる際に、逆側の足がいくつか出現した瞬間に一生懸命逆張りのサインを探して逆のトレンドが始まったと判断してエントリーし、結果的に元のトレンドに戻ってしまう時です。
チャートは、未来を予測するツールであって予知できるわけではありません。なので、上記を防ぐのはとても難しいですが、やはりトレンドに従うのが一番安全なのではないかと思います。