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2011年6月4日土曜日

予想通りの悪化なるも・・・

昨日の米国の雇用統計・失業率は、噂通りに予想よりも悪化していました。
クロス円通貨は大きく下落しましたが、USD/JPYは発表前のレートから約60pipsほどの下落に留まりました。
やはり、事前に大幅な悪化が懸念されていたことにより、サプライズ的な下落というよりも「やっぱり」という下落だったのではないかと思います。
USD/JPY以外でのクロス円通貨では、1円以上の下落もありましたが、その後の値動きは少々予想外でした。
過去のパターンでは、雇用統計が悪化した後の値動きは、USD/JPYにつられて発表直後に大きく下落し、その後少し戻してから再び下落をして安値を更新するというパターンが多かったですが、今回は別でした。
ギリシャの債務問題に対する明るい兆しの報道がされたことにより、ユーロが上昇し、それにつられる形で下落直後に米ドル以外の通貨は上昇に転じました。
このギリシャ債務問題の報道が上昇に繋がったかと思う根拠は、EUR/JPYは米国雇用統計発表直後の下落後、反転して上昇しその日の高値を更新したからです。
この上げ幅はどの通貨の中でも確実に一番であります。
EUR/USDで考えるなら、私の予想としては、スワップも見込めるユーロ買いでポジションを保有したいと思っている可能性もあるので、これを機にユーロ売り(ドル買い)からユーロ買い(ドル売り)にシフトするキッカケを得たのではないかと思います。
なので、来週のEUR/USD相場がこのままユーロ高へ上昇していくのかが見所です。
再び、利上げ観測などの噂が出れば上昇が加速していくと思いますが、債務などの問題がどこまでこの勢いを抑えるかが上昇・下落の別れ目になるのではないかと思います。
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