投資家にとっては、値動きが荒く可決濃厚ながらも不安の残るギリシャの法案採決の二日間が終了しました。
目先では、ギリシャのデフォルトする可能性は少し後退したようで、少し落ち着きを取り戻した印象です。
しかし、依然として不安は残るようで、EUR/JPYの上昇も117円を少し超えた辺りが限界のようで、117.5円台前に大きな壁があるような気がしました。
利上げ観測もされていながらも、なかなか思い切りの良い上昇に繋がらないのは、個人的には他の欧州国の財政不安あるのではないかと思っています。
例えば、ポルトガルも、財政赤字削減の為に所得税の増税などの準備を行っているようで、ユーロとしての大きな単位では、まだ不安が多く残っているのではないかと思います。
来月の利上げ観測から、ユーロの値動きがどうなっていくのか様子を見たいものです。
また、来週は米国の雇用統計があるので、前回大幅な悪化となっただけに、どうなるのか予想が難しいところです。
一番良い展開としては、前回値を考慮した弱めの事前予想になると、改善していた場合の伸び幅に余裕を持つこができそうですが。
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