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2010年7月9日金曜日

投資の心理

投資の心理として、人間は自然に「損大利小」の行動をとってしまうとよく言われます。
これは、損失を確定させたくないから損切りを先延ばしし、損失を膨らませ、利益は早く確定させたいから利益を伸ばさず小さな利益で確定させてしまうからなのです。
例え話に、このような↓例があります。

賭ける金額が10万円だとします。
賭け対象Aは、10分の9の確率で100万円が当たり、10分の1の確率で残念ながら5万円になります。
賭け対象Bは、3分の1の確率で300万円が当たり、3分の2の確率で残念ながらゼロになります。
皆さんはどちらに賭けるでしょうか。
多くの人は、より確実に賭ける金額の10倍がもらえるAを選ぶようです。
確かに、一見Aの方がお得に感じます。
しかし、期待値という考え方を使えば、Aは約91万円なのに対しBは100万円と、Bの方がリターンが大きいのです。
今度は逆の考え方をします。
罰ゲームを受けることになりました。
罰ゲームAは、10分の9の確率で100万円を払い、10分の1の確率で5万円を払います。
罰ゲームBは、3分の1の確率で300万円を払い、3分の2で支払いがゼロになります。
どちらを選ぶでしょうか。
今度は、多くの人がBを選択するようです。
なぜなら、罰ゲームBは3分の2の確率で支払いを免れるからです。
しかし、これも先ほどの期待値を計算すれば、罰ゲームの方が支払いを少なく済むのです。
架空の話では、なかなか実感しないと思いますが、もし実際にそのような場面に出くわしたら、恐らく上記の選択をしてしまうのではないかと思います。
これらの選択が間違ってるとは一概に言えませんが、投資の世界で言うなら、目の前の損得だけでなく、期待値のような論理的な考え方をしないといけない一面もあるのです。
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